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碁が強くなる人、ならない人

「好きこそ囲碁の上手なれ」か?


 ことわざには、それとは反対のことを主張するものがよくみつかります。
 「武士は食わねど高楊枝」と言ったかと思うと、「腹が減っては戦ができぬ」
 「二度あることは三度ある」には、「三度目の正直」
 そして習い事には、「好きこそものの上手なれ」とおだてておいて、「下手の横好き」と茶化すことわざがあります。昔の人は相当に皮肉屋か、それともご都合主義だったようです。

 さて、あなたや身の回りの碁打ちはどちらのことわざが当てはまるでしょうか? 順調に棋力を伸ばしていけば、「好きこそものの上手なれ」でしょうが、初段に程遠いところでストップしたままなら、「下手の横好き」になるわけです。

 一般に、碁を始めたばかりですぐ好きになる人はめったにいません。碁のルールを教わり、碁盤全体が黒っぽくなるほど石を置いても、なかなか勝てないのが普通。そもそも入門者は対局中、自分が何をやっているのかもわかっておらず、終局の仕方もわからないのですから、碁が面白いわけがありません。

 碁を面白いと感じるのは、早い人でも15級前後でしょうか。遅い人は5級くらいにならないと碁を本当に面白いと感じないようです。碁がつまらないのに5級までこぎつけるというのは、ある意味では立派なことですが…。

教える人は、技術うんぬんよりも「碁の面白さ」を伝えよう


 そんなわけで、囲碁を教える人は細かい技術的なことよりも、まず碁がどれだけ面白いものかということを感じさせる工夫が必要になるわけです。上達の第一歩は碁を好きになること、つまり「好きこそものの上手なれ」の状態になれるかどうかにかかっているのです。

「下手の横好き」になってしまう理由


 「碁が飯より好きだ」
 「3日間、碁を打たない日があると禁断症状を起こす」
 そんな“碁キチ”なら、放っておいてもグングン上達しそうですが、実際には「万年5級」「万年3級」なんて人はごまんといます。なぜ「下手の横好き」になってしまうのでしょうか?

 いろいろな原因がありますが、一番多いのが限られた仲間としか碁を打たず、上手くなることよりも勝ち負けのみにこだわるタイプです。たとえて言えば、無人島に3人で暮らすようなもの。情報も入らず、自給自足では発展性がありません。

 
 他の分野では社交的なのに、囲碁になると人見知りをして“孤島”を作りたがる人はよく見かけます。そのほうが安心するのでしょう。でも、碁は実戦の中で死活や手筋、碁の考え方などを身につけるのが一番。そのためには常に自分よりも2〜3級(段)強い人がいることが理想です。そうした環境がなければ、それをつくることが上達のためには欠かせません。碁が強い人と仲良しになる性格(または運)があれば、誰でもすぐ初段になれます。

 それから、もちろん棋力に合った棋書やパソコンソフトなどの教材で勉強をすることも大切です。強い人とも打たず、勉強もしないで短期間に初段になれたら、その人は天才です。

 「下手の横好き」は、面と向かって言われることはありませんから、自分ではなかなか気づきません。碁の本当の面白さに早く気づき、棋力の壁を打ち破ってほしいものです。

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