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負けず嫌いは碁が強くなる?ならない? 

勝負に必要な資質が、マイナスになる場合


 プロ棋士はどんなに穏やかな性格の方でも、芯は負けず嫌いです。囲碁や将棋などの勝負事は負けず嫌いでなければ強くなれない、という考えに反対する人は少ないでしょう。

 負けた悔しさの度合いが強い人は、局後の敗因分析を熱心にやり、またその後の勉強に集中力を発揮します。逆に、負けても何も感じない人には、進歩はゆっくりと訪れます。

 では、負けず嫌いの人は皆、碁が強くなれるのでしょうか? 残念ながら囲碁や将棋の場合は、「逆も真なり」というわけにはまいりません。むしろ、上達を妨げる場合があります。次のようなタイプの負けず嫌いは、せっかくのすばらしい資質が裏目に出て、上達が遅れたり、挫折したりすることがありますので、注意しましょう。

1.人を避け、パソコン対局ソフトを相手にする


 弱くてバカにされるのが悔しいので、パソコン対局ソフトで強くなって、周囲を驚かせてやろうという魂胆(こんたん)。でも、パソコンだけで強くなった人など聞いたことがありません。碁はいろいろな人と打って強くなるのです。

2.目先の勝敗にこだわりすぎる


 碁に負けて悔しいので勉強するか、それとも悔しいのでその人とは打たないか。これが分かれ目。負けるのがいやで碁を打たなくなる人はけっこう多いのです。

3.仲間よりも上達が遅いので、悔しくて碁から遠ざかる


 3、4人でいっしょに碁を始めると、1人くらいは碁をやめていく人がいます。碁は、上達の過程のどこで停滞するか、人それぞれ。初級段階で遅れても、あとで一気に追い越して先に初段になることはよくあります。入門・初級レベルであまり人と上達速度を比べないことです。

4.たくさん石を置く相手を避ける


 「5〜6子以上の置碁では、どうせ最後には負かされてしまう」というような理由で、せっかく強い人と打てるチャンスを逃してしまう方のどんなに多いことでしょう。碁は自分より強い人と打たないと強くなれませんから、こうしたタイプの負けず嫌いは上達を妨げます。

5.人に教えられるのが嫌い


 ゴルフの教え魔は嫌われますが、囲碁の場合はどうでしょうか? 教え方にもよりますが、実戦対局のあとに有段者が教えてくれることには、ありがたいと思わなければなりません。碁の解説書を読むよりも、効果があるはずです。教えられるのが嫌い、あるいは教えられてもそのとおりには打ちたくない。そういう方は間違いなく上達が遅れます。

 負けず嫌いの方は、同時に素直さを身につけると、その悔しさを碁への集中に向けることができ、早く上達できるでしょう。

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