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碁が強い人と弱い人の風景 

石音・やきもち・コウ…


 人の碁を盤側で見ていると、自分と同じ程度の人は弱く見えるものです。自分と同じくらいの棋力だと感じたら、実際は置石二目くらい強いと考えたほうがよいかもしれません。いわゆる岡目八目の効果です。 まして、自分より強そうな人の棋力を判断するのはなかなかできないものです。

 ところが初級レベルの方でも、目の前で碁を打っている人が初段〜三段以上か、そうでないかを判断する方法があるのです。それは、打った手が好手かどうかの判断を保留し、石を打つタイミングや方向を観察することです。

 まずは「石音」からです。といっても「碁が強い人の打つ石はいい音がする」という類のことではありません。

●弱い人は相手の石音のする方向にしか眼が行かない


 弱い人ほど、相手が打つとその石の周辺にしか眼が行きません。碁盤全体が見えず、部分の戦いに終始するからです。

 特に、置碁における下手は、上手の打った手にお付き合いしなければならないと思い込んでいるかのようです。いわゆる下手心理ですね。強い人ほど、相手の打った石の反対側をしっかり見据えて打つものです。

●弱い人は不利になってから考え、強い人はチャンスに考える


 級位者の碁を見ていると、自分の石が攻められて助からない状態になってから、必死で考えていることがよくあります。そうなる前に、しっかり守っておくか、捨石も含めたサバキの筋を用意しておかなければならないことはいうまでもありません。

 逆に強い人はチャンスに考えます。もっとも、どの局面がチャンスか、それを見極めるのが棋力。弱い人はチャンスをチャンスと気づかないのです。

●弱い人ほど相手の地にやきもちを焼いて、無謀な打ち込みをする


 自分の地よりも相手の地が大きく見える。まだ確定地となっていない大模様は、とりわけ大きく見えて、すぐにでも打ち込みたくなる。これは級位者だけの短所ではなく、有段者でもなかなかその癖から抜けきれないものです。

 悲観的な判断をしてしまうのは、しっかりとした目算ができない、模様がどれだけまとまるのかの判断ができない、ヨセの基本ができていない、などの理由からでしょう。形勢判断がどれだけ正確にできるかは、棋力のバロメーターとなります。

●弱い人はコウに何がなんでも勝とうとし、強い人はコウの負け方を考える


 さほど価値の大きくないコウを何がなんでも勝とうとし、相手の小さなコウ立てにも付き合って、有利にコウを解消するチャンスを逃すのは、たいてい碁の弱いほうです。

 そもそも強い人は、あらかじめ双方のコウ材の数を考えてからコウを仕掛けます。また、コウにされて困るところはあらかじめシノギか、捨石を含むサバキの筋を用意しているものです。

 コウに負けるということは、他に2手打てるということ。コウを解消する(負ける)ことの価値判断をするようになると、コウが面白くなります。コウ争いは形勢判断力も関係し、碁の実力が如実に現れます。コウに強くなることが、碁が強くなるコツかもしれません。

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