身近な師匠・プロの指導碁・囲碁教室
お金をかけない身近な囲碁の師匠 |
お金をかけない方法としては、学校、職場、サークルなど身近な場所でアマチュアの“師匠”を見つけるのがいちばんです。中級以下の人がプロ棋士に教わるのは、数学者に小学校の算数を教わるようなものでもったいない気がします。それよりも、アマ囲碁界には人に教えることを喜びとする方がたくさんいます。私(管理人)もその一人です。
師匠となる人の棋力は、初級者ならアマ初段前後、中級者でも三段もあれば十分です。ただし、初段前後になったら、五段以上の人に教わるほうがよさそうです。さらに三段を過ぎたら、アマ強豪クラス、囲碁インストラクター、プロ棋士などの指導がより効果的です。
指導を受ける師匠は、第一に自分と性格的な相性のいい人がいいでしょう。それと教え方の問題も重要です。局後の並べなおし(指導)を棋力レベルに合わせてていねいにやってくれる人がよいのですが、こればかりは師匠の棋力も関係します。相性を犠牲にしても、品格のある碁を打つ強い人を選ぶべきかもしれません。
プロの指導碁を受ける際の心構え |
指導碁は二面打ち(プロ1人に対しアマ2人)か、三面打ちで打たれることが多く、ときには10面打ちなどという催しもがあります。指導効果からいえばマンツーマンが最も中身が濃いことはいうまでもなく、せいぜい3面打ちまででしょう。大切なのは局後のポイント解説です。
指導をしてくれるプロ棋士を選ぶ際、女流棋士や知名度の高い棋士に人気が集中する傾向がありますが、人気と教え方は必ずしも比例しません。無名でもレッスン経験豊かで教え上手な棋士にお願いするのがよいでしょう。
料金は段位の高い人ほど高いのが普通ですが、アマから見ればプロは初段も九段も、強さは同じです。「だれそれに教わった」というような見栄を張りたい人は別として、実質を重んずるなら低段棋士を選ぶのが賢い方法です。
初めてプロの指導碁を受けるときは、だれでもコチコチに緊張するものです。ヘビににらまれたカエルの心境で、普段どおりの碁が打てなくなります。アガるなと言われても無理かもしれませんが、いつもの自分をそのまま出して指導を受けるほうが得です。
指導碁の手合いは、もう2子多く置いてもアマが勝てないくらい、プロに楽なハンデとなっています。アマ強豪の中には、プロよりも石を多く置かせて勝つのを「趣味」としている方もいるくらいです。「プロに勝とう」とか、「こんな手を打ったら笑われるだろう」「つぶれたらみっともない」などという雑念を捨て去れば、いくらか落ち着きを取り戻せるでしょう。
囲碁教室に通う |
解説よりも実戦対局を中心にする教室もあります。講師に直接教わる場面が少なくなるので損な感じもしますが、対戦相手を提供する場だという考え方もできます。囲碁は何より実戦が大切。対局後のフォローさえしっかりしていれば、実戦中心はうなずける方法です。
金銭的な問題よりも仲間が欲しいというなら、教室はおすすめです。その場合は先生の人柄や、生徒さんの年齢・性別、全体の雰囲気などが選ぶ基準となるでしょう。見学のできる教室を見て回るのも一法です。
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