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  着手禁止点と、コウというルール
      
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着手禁止点と、コウというルール

ルールの補足説明


 「囲碁入門1 囲碁のルール」のところで、詳しい説明を省いた次の2項目について、補足説明をしておきます。

 ➀打ってはいけないところがある
  (着手禁止点)
 ②コウはすぐに取り返すことができない

  (同形反復の禁止)

打ってはいけないところがある(着手禁止点)

着手禁止点上段・中段(黒番) 上段、中段の6つの図は黒の立場で打ってはいけないところを示したものです。×印の地点に黒石を置くと、そのままで取られた形になります。このような場所は着手禁止点となります。ただし、次のような例外があります。

左下(石が取れる場合) 黒Aと打つと白◎2子が取れます。このように石を置くことによって相手の石が打ち上げられるときは、打つことができるのです。

右下(同様) この場合も黒Bに打つと白◎3子が取れます。だから着手禁止点ではありません。

コウはすぐに取り返すことができない(同形反復の禁止)

コウ上段左 白が1と打って、黒1子を取りました。つづいて…

上段中央 黒はすぐにAと打つことはできません。お互いに続けて石を取り合うと未来永劫、碁は終わりませんね。これをコウといいます。漢字は永劫の「劫」です。

上段右 コウになったら、いったん別のところに打たなければならないのがルール。たとえば黒2のように近くを打ってもよく、もちろんまったく別の箇所に打ってもかまいません。白が3などと受ければ、今度は黒4と取り返すことができます。

 コウの続きです。黒2と打たれたとき、白がコウ争いをしたくないと思えば、白3で4とついでコウは解消となります。

左下(2子の場合) このような形で白5と×印の黒を取られても、上段と形は違います。

右下(コウにあらず) 黒石を抜いた形には、Bのすき間があります。だから、黒6とすぐに取り返すことができます。


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