石の切断と連絡が分かると、碁が面白くなる
石は切断されると弱くなり、連絡すると強くなる |
石がつながっていることはとても大切です。石が二つ、三つとばらばらになれば、それぞれが別々に眼を持って生きなければならないからです。
碁は一手一手交互に打つゲームですから、あちこちが忙しくなると、それだけ苦しくなります。弱い石を作らないことが、囲碁の戦略として重要です。逆にいえば、相手の石は切断して弱くすることが基本です。
左上 白1と打つと左右の黒がつながり、上下の白は離ればなれになります。黒が強くなり、下の白石は弱くなって、中をさまようことになりました。
右上 今度は逆に白が2と切った場面です。白が強くなり、黒石は左右別々に処理しなければならなくなりました。
左下 △印の黒石がここにくると、白◎は黒3で切断されてしまいます。こうなると上の白3子は弱い根なし草となって、白が苦戦することになります。白◎と黒(△)の形は、初心のうちは切られることをうっかりしがちなので、しっかり覚えてください。
右下 白◎のケイマは、このままでは切られやすい形です。黒5と普通に出て、白6とオサエたとき黒7と切断します。下の白は生きていないうえに、上の白も弱い石となりました。ケイマの形は、切られて困る場合は切断を防いでおかなければなりません。
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