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7攻め合い(セキ、眼あり眼なし)

 攻め合いとは、生きていない石同士が「取るか取られるか」の状態になっていることです。しかし、どちらからも手を出せないセキという平和的な結末になることもあります。また、コウというやっかいな戦いになることもあり、ちょっとした手順の誤りで取れる石が取れず、逆に取られてしまうということもよくあります。

 それだけに、初心の方はまず、手筋や読み以前の攻め合いの基本を、しっかりと身につけておきたいものです。このページでは攻め合いの基本中の基本である、「外ダメから詰める」ということから解説をします。

内ダメと外ダメの違いを知ろう

問題図(黒番)

 単純な攻め合いですが、黒先で結果はどうなりますか?

 攻め合っている黒5子と白5子の間の、直接石が接していない部分を内ダメといいます。また、攻め合っている石の外側の空き地を外ダメといいます。外ダメが白黒3つずつ同数ですからから、先着する黒が有利のように見えますが…。


内ダメが多いとセキになりやすい

 攻め合いの基本通り、黒1、3、5と外ダメから攻めます。対する白も2、4、6と外ダメを詰めます。この後と打つとで取られてしまいますから、どちらも手が出せません。この状態をセキということはご存知ですね。地はゼロですが両方「生き」になります。

 このように単純な攻め合いでは、内ダメが双方の外ダメの差よりも2つ以上多いと、セキになってしまいます。

内ダメから打つのは失敗

 黒がうっかり内ダメから詰めてしまったらどうなるのでしょうか? 黒1と打った瞬間、白と黒の外ダメは3つ、内ダメが1つですから、攻め合いは白勝ちになります。

 白2以下、順番に外ダメを詰め合って白6まで、黒の6子が先にアタリになりました。黒には白と取られ、コウ立ての材料にしかなりません。セキになる図に比べて、黒は12目ほど損をしています。

眼あり眼なし

問題図(黒番)

 黒番で結果はどうなりますか?

 黒が白石を取るには、あと4手かかります。一方、白も黒石を取るまで4手ですから、黒番なら白を取れそう? でも、そうはならないのです。

 理由は、白には眼が一つあること、そして内ダメが一つあることです。


黒、押す手なし

 黒1から白4まで、お互いに外ダメを詰めました。もう分かりますね。この後、黒はa打てません。これが典型的な「眼あり眼なし」の図です。白は終局まで、から白石を打ち上げる必要はありません。

 なお、眼あり眼なしでも、黒の外ダメがもう一つ多ければ、黒5で打てますから黒勝ちです。格言の「眼あり眼なしは唐(から)の攻め合い」は例外が多く、当てになりません。「注意しましょう」という程度です。

まとめ(ダメを詰めるだけの攻め合いの場合)

 お互いにダメを詰めるだけの単純な攻め合いの場合についてのまとめです。

@解説を省きましたが、内ダメがなく外ダメを詰めるだけの攻め合いでは、外ダメの多いほうが攻め合い勝ち。同数なら、手番になっているほうが勝ちです。

A内ダメと外ダメがある場合は、先に外ダメを詰めて、最後に内ダメを詰めるのが原則です。

B外ダメの差がなく、内ダメが2つ以上あるとセキになります。なお、、外ダメの数に差があっても、内ダメが多いとセキになることがありますから、双方の外ダメの数の差と内ダメの数を数えて、セキになるかどうかを確かめる必要があります。
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 次のページでは攻め合いについて、コウで頑張るケースと、相手の石の手数を縮める手筋を使うケースについて考えてみましょう。

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