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ヘボ碁脱出法|碁は才能よりも環境

 15歳から29歳まで級位者のままだった碁才のない男が、どうして10年後にアマ六段になれたのか? ヘボ碁からの脱皮に数回成功したその体験を、「初段になれない方法」と「初段からコンスタントに昇段する方法」の両面から公開します。
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私が反面教師から「上達の見本」になるまで


 アマ六段レベルになった方のほとんどは、20歳前後までに碁を覚え、級位者時代をあっという間に通り過ぎて、二、三段まではとんとん拍子で昇段しているようです。ところが私、本サイトの管理人は15歳の若さで碁を覚え、人生で最も感性豊かで頭脳明晰な時代に、「ヘボ碁道」をゆっくりと歩んでいたのです。

 私の囲碁人生の大きな特徴は、「5級から初段になる期間よりも、初段から六段になる期間のほうが短い」ということです。囲碁の世界では、有段の域に達するとなかなか棋力が向上しないのが普通ですが、この常識があべこべになった私の経験は多くの囲碁ファンの参考になるのではないでしょうか。

 ということで、「私のヘボ碁脱出法」を公開することにしました。まずは、私の碁才のなさを物語る、つまらないヘボ碁歴をご覧ください。

15歳   当時5級の父から碁の手ほどきを受ける
18歳   高校卒業時に5級になり、父と互先で打つ
22歳   大学卒業時の棋力は甘い3級
23歳   就職先の囲碁大会(わずか数名)で優勝するも、棋力はまだ3級
25歳   転職先の会社の社長(実力四段)に時々碁を打ってもらうようになる
28歳   碁会所に通うようになり、ようやく「万年3級」を脱出
30歳   「自称初段」を名乗るようになる

 碁を打つのがあんなに好きだったのに、この停滞ぶりはいったい何でしょう。当時の私には六段どころか、三段だって夢のまた夢だったのですから、ずいぶん志が低かったものです。タイムマシンがあったら、今すぐ昔に戻って自分の可能性と、碁の上達法を教えてやりたいくらいです。

 ところが、そんな私がちょっとしたきっかけから2年に一度のペースでコンスタントに昇段を重ね、40歳で六段になってしまうのです。しかも、20代の対局数と30代の対局数はどちらが多いとも言えません。変わったのは碁の勉強時間と勉強法だけです。

 今思えば四段時代がいちばん碁が面白かったように思います。碁がようやくわかりかけてきた伸び盛り。見るからに強そうな顔をした碁会所の常連さんに挑戦できるのも、大きな喜びでした。

 碁が強くなるきっかけや方法は人それぞれだと思いますが、私の経験が何らかのヒントになれば幸いです。

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