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1 石を取る問題(囲碁入門の復習)

ゲタ、シチョウ、オイオトシ、ウッテガエシ、
ホウリコミ


 囲碁を覚えて最初に「面白い」と感じるのは、相手の石が取れたときではないでしょうか。入門時はアタリにも気がつかず、石を取られて悔しがっていたのが、ゲタやウッテガエシなどのワザで石が取れるようになると、碁の面白さが分かってきます。

 初級囲碁講座ではまず、「囲碁入門講座」で解説した石取りの基本技術を、問題形式で復習するところからスタートします。石の取り方には、ゲタ、シチョウ、オイオトシ、ウッテガエシ、ホウリコミなどがありますが、どの問題もノーヒントです。1手目がポイントになりますが、シチョウやホウリコミの問題では、最後まで頭の中でしっかり読めるようになることが大切です。

問題(計6問)

      解答と解説は下段(「第〇問」をクリックしてください)
 第1問 黒番 白3子を取ってください。
 第2問 黒番 白4子を取ってください。

 第3問 黒番 白3子を取ってください。
 第4問 黒番 白5子を取ってください。

 第5問 黒番 白5子を取ってください。
 第6問 黒番 白6子を取ります。

解答と解説 

第1問 正解図(ゲタ)
 黒1のゲタで白3子は動けません。白2には黒3。2で白と出るのも、の下にオサえて取れます。



第2問 正解図(オイオトシ)
 黒1と打って白4子はオイオトシの状態になります。白が1の左に打っても、まとめて取られてしまいます。



第3問 失敗図
 黒1とこちらからアタリをかけると、もう白石は取れません。黒5までシチョウで追いかけても白6まで、逆に黒3の石がアタリになります。


第3問 失敗図(つづき)

 前図から黒1と打つしかありませんが、白2のアテから白4まで、逆に黒5子が取られてしまいます。



第3問 正解図(シチョウ)
 黒1とこちらからシチョウをかけるのが正解で、白10まで端に追い込むことができます。黒11はaと取っても正解ですが、白を早く一線に追い込むほうを示しました。
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第4問 正解図(ウッテガエシ)
 黒1のホウリコミが正解で、白aと取ると白のダメがつまり、黒1の抜き跡に打って、ウッテガエシとなります。なお、問題図が白番なら、白1とツグのではなく、白bと打って黒二子を取り込めば、ウッテガエシにはなりません。黒1には白で、黒二子とホウリコンだ一子が同時に打ち上げられるからです。

第5問 正解図(オイオトシ)

 黒1のホウリコミが手筋。白には黒bでオイオトシになります。また、黒1に白cのツギなら、黒b、白a、黒1(抜き跡)で簡単です。


第6問 正解図(ホウリコミ)
 黒1はのホウリコミです。白2と取らせて黒3。黒1で2とアタリをかけて白となるのと比べて、白のダメが一つ詰まっています。これがホウリコミの効果です。白はaとツグしかありません。

第6問 正解図(つづき)
 前図、白a(本図白△)の後、黒1、3で白をしとめることができました。手順は長くても一本道ですから、頭の中でこの手順が描けるように、問題図に戻ってトレーニングしてください。

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