実戦対応力強化講座/囲碁ソフト
有段の域に達すると、ただ碁を打っているだけではなかなか上達しません。また、定石や手筋などの知識をどんなにたくさん吸収しても、実戦的な対応力がなければ努力が生きてきません。そこで本講座では実戦的な攻防のノウハウを身につけながら、より高次元の「絡み攻め」「捨石」「様子見」「後手の先手」などの思考法を学びます。 |
囲碁ソフト「実戦対応力強化講座」 対象棋力 初段~五段 販売価格 19,800円 (税込/21,780円) 講座CD全6巻組、ナレーション解説付き
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序盤・中盤をパワーアップする講座ソフト
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「実戦対応力香っ講座」各巻の内容は次のとおりです。順番に説明していきます。
第1巻 序盤力強化の急所 第2巻 成功する攻め方、守り方 第3巻 勝率急上昇の悪癖修正法 第4巻 中盤戦勝利の法則研究 第5巻 新手新手法でリードする 第6巻 実戦攻防の打ち方 |
第1巻 序盤力強化の急所
●実戦定石の打ち方、考え方
定石は知っていても、うろ覚えのため手順前後したり、他の型と混同したりして間違えることがよくあります。また正しい手順でも、局面に合わない定石を選択すると、自分では気がつかないうちに形勢が悪くなります。盤面全体を見て、布石理論にかなった定石選択をすることが、序盤力をつけるために欠かせません。 ・定石途中のウソ手を正す(10型)
・正しい手順を身につける(5型)
・局面に合った定石を選ぶ(9型)
●正しい石の方向
・弱い方から石を運ぶ(3型)
・弱石を作らない(4型)
・勢力の拡大と限定(4型)
・構えや厚みを意識して打つ(4型)
●攻防の急所
あなたは実戦で、攻防の急所や勢力の必争点を見逃していませんか? 低段者ばかりでなく、アマ五段でさえ、強い石から動いたり、厚みに近づきすぎたりする場面は頻繁に見かけます。さまざまな実戦の場面を想定した研究が欠かせません。・攻防の要所を先取する(3型) ・勢力の必争点を逃さない(5型)
・状況に適した手を打つ(3型)
第2巻 成功する攻め方、守り方
●巧みな受け
一般にアマは攻めよりも受けが苦手ですが、もっと強くなるためには守りの力もつける必要があります。受けに回るときは、攻撃的な受けも視野に入れることが大事です。また、時には様子見や捨石など、状況に応じた柔軟な受けが功を奏することもあります。ちょっとしたヒラメキや工夫で、窮地を脱出できるようになってください。・攻撃的な受け(3型) ・受けの手筋(7型)
・状況に適した受け方(4型)
●勝率をあげる攻めの方法
石は取ろうと思って取れるものではありません。まずは攻撃目標を見つけること。そして次に得をする攻め方を考えます。カラミ攻めにできれば理想ですが、いつも都合よくターゲットとなる弱石があるとは限りません。攻めることによって模様を広げるのか、小さく生かして封鎖するのか、敵陣になだれ込んで荒らすのか、得の図り方は局面によってさまざまです。石取りを目指す攻めから、勝率をあげる攻めへ、変身しましょう。・強い方に押し付ける(2型)・攻撃目標の発見法(2型)
・得をする攻め方(3型)
●攻めと守りの要領
実戦では、攻めるべきか守るべきか、迷う局面に立たされることがよくあります。攻める場合でも、攻守のバランスを取りながら、その時期、タイミングを図らなければなりません。時には戦わずして勝つ方法もあります。・攻防を兼ねる(2型)・攻守のバランスをとる(5型)
・しっかり守って次に攻める(4型)
・柔らかい攻めでリードする(3型)・戦わずして勝つ方法(3型)
第3巻 勝率急上昇の悪癖修正法
●あわてないで打つ
あなたは、相手が地に走ると、あわてて荒らしに行きたくなりませんか? 打ち込みや消しは、時期が早すぎたり、深入りしすぎたりすると、周囲に悪影響を与えて苦しむことになります。まずはやきもちをなくすこと。地は相手にあげてもよいというおおらかさが大切です。技術的には、碁盤を広く見ることと、広いほうを打つことを学びます。・相手にも地をあげる(4型)・碁盤を広く見る(5型)
・広い方を打つ(4型)
●形よく打つ
有段者でも自分では気づかない俗手や悪形をたくさん打っています。その中でも罪の重いのが、すぐにアタリを打つことです。早く安心したいのでしょうが、ほとんどの場合は味消しになっています。また、俗手や悪形を打つ一方で、何となく「形で打つ」こともアマの特徴です。定石や手筋の形だけ真似て打つためですが、「形よく打つ」ためにはその意味をしっかりわかってなければなりません。 ・悪手を直す(2型)・味消しの先手は保留する(5型)
・定石や手筋の意味を知る(8型)・すぐアテるクセを直す(5型)
●気合負けしない
部分的にどんなに好手であっても、それが相手に響かない不急の一手になると、大勢に遅れてしまいます。また、碁ではここだけは譲れないというところもあります。そうしたところで気合負けしないことが大切です。碁は常に効率を追求していくゲームですから、一手の緩着が命取りになることさえあります。ここでは緩まない碁の打ち方を学びます。 ・相手に響く手を打つ(8型)・緩みのない手を打つ(6型)
・不急の守りより大場、急場(5型)・チャンスで一気に攻める(4型)
第4巻 中盤戦勝利の法則研究
●勢力圏での攻めの法則
石を取って勝つのは気持ちいいものですが、そう簡単には取れません。攻め本来の目的は利益を上げることで、狙いは複合的です。まずは攻めの方向を誤らないこと。欲張りな消しにはそれを的確にとがめます。相手の弱石を狙いながらも短兵急に結果を求めず、他で利益を上げることを視野に、じっくりと追求していく打ち方を学びます。 ・攻めの方向(3型)・欲張りな消しのとがめ方(6型)
・弱石の追及法(4型)
●厚みと模様の法則
アマは厚みの威力を軽視しがちです。強弱の比較が不十分なために、厚みに近づきすぎて苦しい碁にしてしまいます。厚みや模様の法則を知れば、苦しい戦いを避けることができますし、逆に自分の模様内に深入りした石を的確に攻めることもできます。・大小、強弱を比較する(3型)・強さに敬意を払う(3型)
・戦いを避ける(3型)・形よく打つ(4型)
●守りとサバキの法則
攻めているときは強いが、守りになると弱い。これもアマの特徴です。守りに入るとひたすら受身になってしまうからです。攻める側にも弱点や欠陥はあるはず。反発の機会を逃さず、攻めながら守るという発想と工夫が必要です。また、石は助けるよりも捨てたほうが働くことが多いものです。だからプロはまず石を捨てようとします。すると相手も、取れるのに取ろうとしません。こんなプロの駆け引きがわかってきたら、碁は数倍面白くなることでしょう。
・巧みな守り方(5型)・働きのある守り方(6型)
・捨てる発想でサバく(4型) ・手堅い守り(5型)
第5巻 新手新手法でリードする
定石は日進月歩。特に現代は新定石や新手法が多く試みられ、特定の状況においてのみ有力といった方が多いのが特徴です。それだけに定石の研究は布石の研究と不可分です。
●小目の新手
・ハネ一本の早足作戦(4型)・妖刀・急所打たずにツケ(4型)
・ハサミに早足なツメ(4型)・ハネ一本の省略(3型)
・高ガカリ・一間高バサミ(4型)・四間バサミ(3型)
●星の新手
・スベリにヨコツケ(3型)・三間・打ち込み後の新手(2型)
・星・ハサミ位置の変化(5型) ・スベリから大ゲイマ(2型)
・常識の見直し(2型)
●布石の新手法
・小林流新手法(2型)・ミニミニ中国流(4型)
・向かい小目から星下ヒラキ(3型)・中国流・二間低ガカリ(4型)
・シマリにボウシの攻防(2型)
第6巻 実戦攻防の打ち方
●実戦で役立つ攻め方
実戦の攻めでは、重い石が絶好のターゲットになります。重い石とは根拠に乏しい効率の悪い石。攻められると負担になる石のことです。ただし、実際に攻める場合は、狙っている石だけでを攻めるのでは、そううまくはいきません。盤面全体を見回し、相手のほかの石にもタレながら攻めるのが常道です。また攻めにだけとらわれず、大局観に基づき、着手の大小をしっかりと把握することも大切です。機を見て大きいところにタイミングよく転じる、そんな芸当ができれば、棋力は飛躍的に向上するでしょう。
・攻めて優位に(3型)・分断(3型)・妥協しないで打つ(3型)
・攻め方(2型)・モタレ攻め(3型)・全局を見て打つ(3型)
●攻防の着手
プロやアマ強豪の碁では、「様子見」といわれる手がよく登場します。様子見は相手の応手を見て、その後の打ち方を決めようという手です。相手の受け方次第で利き味が生じ、攻めに働いてくるというわけです。相手が手堅く応じてくれれば、そこでの利益に満足します。こんな手が打てるようになれば、碁の奥深さが見えてくるでしょう。この他、囲碁の高度な考え方に、「後手の先手」があります。後手を引くように見えても、しっかりと受けた手が次に相手の弱点を狙っているので手を抜きづらい。そんな着手のことで、地味に見えて鋭い狙いを秘めています。
・攻撃のサガリ(3型)・急場(3型)・様子見(3型)
・攻めはボウシから(3型) ・サバキはツケから(3型)
・後手の先手(3型)
【対局ソフトの動作環境】
OS:日本語Windows 10/8.1/8/7/Vista/XP(SP3以上) 32bit又は64bit版
ハードディスク:空き容量2.4GB以上
モニタ:1024×768ドット以上、16bit HighColor以上 CDドライブ:2倍速以上
サウンドカード:WAVEファイルが再生可 その他:DirectX 7以上(XP以上なら不要)
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